花嫁姿と自分とポテチと

フェイスブックやブログにアップされている花嫁の姿を、誰もがきっと目にしたことがあると思います。
穢れを知らないきらびやかなウェディングドレス、あるいは、いかにも淑女を思わせる清廉潔白な白無垢に包まれて幸せそうな笑顔。
そして、式の直前まで頑張って作り上げてきたのであろう、つやつやのお肌と抜群のプロポーション!
思わず、美しい~~~とため息が漏れます。

多くの花嫁にとって、挙式というのは、生涯でここぞ!という一番の頑張りドキであり、汗と涙と努力の集大成をお披露目する場なのであります。
そして、隣にいる新郎のほとんどが、これが彼女のベストに輝いている瞬間と知っている。だからこそ、この瞬間を深く胸に焼き付け、この後に控える長いなが~い結婚生活の肥やしにするのでしょう。

こういった花嫁の写真を見ると、自分が花嫁であったあの1日を思い出し、思わず今の自分と見比べてしまいます。
確かにあの頃よりも、目元に皺が増えた、肌にハリがなくなっている、二段腹の予感がする、など数えきれないほど日々衰えを感じているけれど、どうしようもないで片づけていいものでしょうか。旦那の肥料切れで田が荒れないように、あの時、見苦しくないように頑張った気持ちを引っ張り出してみようか。
百年の恋が冷めないように。親しき仲にも、やっぱりちょっとの礼儀は必要かもしれない…なぁんて気を引き締める良いきっかけになるのです。

スマホ片手に、ポテチを掴もうとしていた手をそろりと引っ込めて、ひっそりため息をつきながら。